2009年9月25日金曜日

庭園が魅力的な松尾大社へ

シルバーウィークに出かけたのは、洛西の松尾大社
「ゆっくり夜まで遊ぼう」と意気込んでいたのですが
予期せぬことが起こり予定変更。
気軽なおでかけに切り替えました。

同行きもの属は千里グレープさん、北摂プラムさん、
私の3シスターズです。


北摂プラムさんの家に集合し着付けからスタート。
単のきものは手持ちが少ないうえ
季節感と実際の気候が微妙にずれるので
きものと帯の組み合わせに悩みます。
専門的にはおかしいかもしれませんがお許しくださいね。

グレープさんは単の染め紬に銀糸交じりの白地の帯。

私は紫の単の紬に光沢のある織りの帯。プラムさんはグレーの茶屋辻柄の小紋にレンガ色の帯。

この春、嵐山からの帰りに松尾大社を通り過ぎたとき
桜、山吹、小手鞠、さまざまな花が咲き誇り
とても気にかかっていました。

一番の目的はプラムさんお気に入りの重森三怜作庭の庭園。
4つある庭園はどれも規模は大きくないものの
それぞれに表情の異なる造形美を感じさせます。

「曲水の庭」は水と石が生み出す曲線がおもしろくてとてもモダン。
水面に映る空と影も彩りのひとつ。
笹の植え込みにたくさんの巨岩を配した「上古の庭」。
 

岩が突き刺さるようにも、盛り上がるようにも見える迫力ある庭!写真ではわかりませんが…。

入り口付近に池を配した「蓬莱の庭」があり、
その庭を眺められる茶店で小休止しました。

暑かったのでかき氷を注文。食べるのは何年ぶり?

ちょうど花の端境期にあたるため
色彩豊かというわけではありませんでしたが
風情があって素敵でした。
途中で3人ともデジカメの充電が切れたのは
「また来なさい」ということなのでしょう。

2009年9月24日木曜日

走り抜けてきた先に・・・

シルバーウィークをはさみ
模様替え、というより部屋の入れ替えのため
力仕事と片づけに明け暮れ
ブログをさぼっておりました。

そもそも、なぜ、部屋の片づけばかり繰り返すのか。
約15年前、この家を建ててひと月もたたないうちに
阪神淡路大震災に見舞われました。

幸い家は大丈夫でしたがそのころ仕事場として借りていた
旧居留地の事務所が被災し、
荷物を自宅に運び込み、
復興と同時にもどり、
その後、大阪に場所を移し、
また自宅へもどり・・・
と、人生いろいろあって
落ち着かない暮らしを繰り返していたのです。

そのたび、必要に応じて部屋を入れ替えてきましたが
なにぶん狭小3階建てですから
上へ下への移動になります。

振り返ると、我ながら
よくやってきたなと思います。
こうしてきものを着られる暮らしが来るなんて…
しみじみモードになると涙が出そう。
というわけで
せっかくの大型連休ですもの
きものを着ないのはもったいない。
片づけ、法事、その隙を見て
きもの遊びに出かけました。
この続きはまた近々。
今日の六甲の夕景は素敵でした。

2009年9月13日日曜日

兵庫県立美術館『だまし絵展』へ

酒心館で食事をして兵庫県立美術館へ。
今日は8月に北摂プラムさんと千里グレープさんと行った同じコースをきもので再現です。

レストランの前庭の萩の花もポツリポツリと咲き始め
秋が確実に深まっています。
今日は3人とも軽い単の装い。
いつも出かける前に電話連絡を取り合い、
各人が何を着るか相談しています。
あまりにちぐはぐはおかしいですから。

北摂プラムさんはグレー基調の格子の紬に博多帯。
紺の帯締めが効いています。


千里グレープさんは薄いシダ柄を染めた紬。帯も紬で軽やかに。




私は塩沢お召しに紫の単帯。半襟と帯揚げを水色にしてみました。




休日はいつきても満席ですが
ラッキーなことにすぐ席につけました。
雰囲気と味、料金を考えると人気なのもうなづけます。駐車場の台数が多いのもこのあたりでは貴重なんです。

食べたのも前回と同じランチ。魚が代わっていました。


兵庫県立美術館についてびっくり。
駐車場が満車状態、チケット売り場には行列。
どうしてこんなに人気なの?
みんなだまし絵がすきなの?


海を臨むロケーション、安藤忠雄の斬新な建物、
レストランやカフェがあってゆっくりできる・・・
だから、私はきものスポットのひとつとして来ることが多いのですが。
最近テレビで紹介されていた、見る角度によって描かれた建物が動いて見える作品はかなり高度なだまし方。
人気のエッシャーなどの前は人垣ができていて
そこそこにスルーしてしまいました。

ここのミュージアムショップはおしゃれなものが見つかります。
こんな和風Tシャツならローマやパリが似合いそう。
いつか外国の美術館をきもので訪れてみたものです。

2009年9月7日月曜日

『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』へ

昨日、西宮市大谷記念美術館へ行ってきました。
大学のころにはよく行ったものですが、
娘が小さなときに連れて行ったきりだから
もう10年ぶりくらいでしょうか。
最近では、親と同じものに興味が沸くとは限らず
「私を美術館に誘わないでね。友達と行って」ですって。

というわけで、
同行願ったのは吉備レモンさんです。

エントランスからとてもファンタジック。
 吉備レモンさんのきものの色合いがマッチしています。


イランの方の出品が多いのが意外でした。
イタリアでは日本の劇画が流行っているんでしょうか?
印象的だったのは
韓国の方の布のコラージュ作品。
パッチワークのように継ぎ合わしたパーツの中に
プリンターでビンの蓋を印刷したような布もあり
「素朴」とはひと味違う雰囲気を出していました。
滝のある日本庭園を眺めながら小休止。

ここからドライブがてら山へ向かい
手打ちそばの『芦屋川 むら玄』へ。
知っている人しか来られない場所にあるのに
駐車場の空き待ちをしなければいけないくらい人気です。
待合いに置かれた楓のモダンな盆栽が素敵。
 塩沢お召しの単は今の季節に重宝します。


とっておきの山荘に招かれたような最高のロケーション。
コシノヒロコさんの旦那様がオーナーというだけあって、
食器や花器など小物のセンスも◎。
古民家を再生した建物。
大きなガラス窓越しに山の緑が飛び込んできます。
吉備レモンさんとゆとりの時間を過ごしました。
誰かを連れてきたい、と思わせるお店です。
でも実は、単においしいおそばを食べたいときは
別のお店に行くのですが…。

2009年9月1日火曜日

再生・ゴールドクレスト切り株の巻

育ちすぎたゴールドクレストの木を切りました。
そもそも玄関脇のほんの小さな隙間に
この木を植えたことが間違いだったのです。
こんなに大きくなってしまうなんて…。
もう限界です。ごめんなさい。

もし、これが犬だったら、
「こんなに大きくなってしまうなんて…だからもう飼えない」
なんて決して許されることではないのですが、
木の場合、切る選択をしてしましました。

枝を少しずつはらい、
丸裸にしてからいよいよ幹を切断。
しかし、根までは抜くことはできず、
切り株があからさまな残骸を見せていました。
う~ん・・・
違和感ありありです。

そういえば・・・昔、どこかへドライブに行ったときに買った山小屋みたいなものがあったはず?
これを乗せたらおしゃれかも。
あ、ぴったり!
そういえば・・・おもちゃを整理したときワンコの陶器の置物があったような?





これを入れたら
あ、かわいい、ぴったり!


そういえば・・・かずらのハンギングがあったはず?


じゃーん、どうだ!!
あたかもわざわざ切り株をしつらえたように見えません?