2009年11月27日金曜日

外国人きもの体験第二段・inKOBE

先日、京都へいっしょに行ったキウイ・グリーンさんの友人もきもの体験をしてみたいということで、
外国人きもの体験第二弾を行なうことになりました。
今度はきもので神戸観光です。

なにはともあれ、まずは仕込み。
きものは先日キウイ・グリーンさんが着たグレーの紬と
北摂プラムさんの友人からお借りした縮緬小紋を用意。

グレー紬・オレンジの帯・赤のストール、縮緬小紋・虹色の帯・グレーのストール。
今回の長襦袢は若々しい柄の袷です。

それぞれ肌着から帯締めに至るまでセットしました。
あとは晴れるのを祈るばかりです。

2009年11月24日火曜日

六甲アイランド・神戸ファッション美術館へ

神戸ファッション美術館
『天から陽気が降ってくる』展を見に行きました。

同行きもの属は20年ほど前にエジプトツアーで知り合った
大空ブルーさんです。
彼女はきもの属としては私よりずっと先輩。
着付けの先生の資格を持つ実力派です。

大空ブルーさんは幾何学模様の青味の紬にグレーの塩瀬の帯。銀座結びがお洒落。
私は藤色のちりめんの吹寄せ柄小紋に芥子色の帯。

展示されていた人形ときものの衣裳は
陽気というより妖気がぴったりくるような
妖艶な作品でした。


ホテルプラザの『スマイリーネプチューン』でランチ。
眺めが良くてお手軽価格です。

美術館のあと、
大空ブルーさんにちょっとしたアクシデントがあり
神戸ファッションマート3Fの大石商会へ。
ここは生活雑貨のアンティークショップで
リサイクルきものや和装小物も置いています。
結構お安くておすすめですよ。

2009年11月15日日曜日

2度目の神戸ビエンナーレ

神戸ビエンナーレは1枚のチケットで2日間見られるので、
先日、時間が足りなくて見られなかったメリケンパーク会場へ行ってきました。
今回見た中で私が一番気に入ったのが
田口行弘さんの『Moment-performatives spazieren』
ベルリンの建物の一室の床板がはずれ、
街を動き回るという作品。
単純な長方形の床板の集合が公園の木道、オブジェ、ベンチなどさまざまに変化していき、そのときどき人が床を違う形で認識していく様がおもしろいです。
アートと道具の境界線の曖昧さ、逆に言えば、なんでもアートになり得るんだとも感じさせる作品でした。

先日一緒に行った友人もこの作品に感動したそうで、
「映像に組み合わせた音も素晴らしかった」
と言っていました。
彼女は目・耳ともに感度がいいですが、
私は凡耳なのでそこまで気がつきませんでした。
完成度の高さは音の効果もあったのでしょうね。

立体でおもしろかったのは『BUTSU』
平面を重ねて立体を表現するという手法自体は珍しくないものの、色の付いたダンボールを使っており、独特の透け感が新鮮でした。

もうひとつ、『WAOMOTE』も印象的でした。鉄属?の虚無僧が立ち並び、量感に圧倒されました。

子育て時期を経て、しばらく現代美術から遠ざかっていたので、とっても久しぶり。
今回、いろいろな作品を前にして
自分に青味がなくなってしまったのがわかりました。
その代わり彩りを増し、実を成していたらいいのですが…。

11月23日までなので、興味があれば行ってみてください。

このあと南京町でお土産を買って帰路に。

2009年11月13日金曜日

カヌー体験の不思議な縁

きものデーの前後の週末、
娘のカヌーの試合の応援に行きました。
3年生引退後の高校新人戦です。
兵庫県大会ではカヤック500m、3000m共1位。
近畿大会では大チョンボをしてしまったのですが、
辛ろじて500mで3位。  
このところ練習が十分できていなかったことを思えば、
上出来でしょうか。
神様ありがとうございます。

今から約20年前のこと。
そのころ知人から誘われて時々クルーザー遊びをしていました。ところが、私たち夫婦にはエンジンの付いたボートはどうも身に合わず、主人がカヌーに乗ってみたい、と言い出したのです。愛犬ガクを連れたカヌーイスト・野田知佑さんに憧れていた世代ですから。

今よりさらにマイナーなカヌー。インターネットもない時代にどのようにして探し出したのか忘れましたが、西宮にカヌーショップがあることがわかりました。

さっそく出かけて行き、西宮浜で2人揃って講習も受けました。しかし、忙しい日常に流され、結局、体験だけで終わったのです。その後、兵庫県の日本海側にある円山川公苑や、奈良の吉野川、和歌山の古座川などで、レジャーカヌーを楽しんだことはあったのですが…。

西宮のカヌーショップには小学生の男の子が来ていました。
20年たった現在、偶然、その方が娘の高校のコーチです。
「縁」ってあるんですね。
まさか娘がカヌーレースをすることになるとは思っていませんでしたが、することになっていたのかもしれません。

2009年11月8日日曜日

外国人を招いてきもの体験&おでかけ

先日仕込みをした、
外国人の方を招いてのきもの体験&おでかけデーの当日。
8時30分、北摂プラムさん宅に到着し、
事前にきものを準備して待ち受けました。
9時にニュージーランド人のキウイ・グリーンさんを連れて
千里グレープさんとダンシング豊中さんが到着。
早速キウイさんとダンシングさんの着付けに挑戦です。


キウイさんはニュージーランド人としては小柄ですが、

それでも167cmのメリハリボディー。
胸をさらしで押さえ、ウエストにタオルを巻き、寸胴にするのに工夫がいりました。
一方、ダンシングさんはすんなり終了。
やっぱり日本人にきものは似合うんですね。

残る3人もきものに着替え、嵐山へ向いました。
といっても散策する余裕はないので
食事&ポイント観光です。

食事は渡月橋を渡ってほど近くにある『花のいえ』へ。
お庭が広くて、和室の個室でいただけるのが魅力です。


湯豆腐が付いた手軽なお昼の会席は3800円。これだけでもお腹いっぱいになりました。

英会話のできるダンシングさんとグレープさんを頼りに
片言の英語と日本語でおしゃべり。
日本は3度目というキウイさんは、
学校のALTの先生をしているというだけあって
相手がおばさんでも積極的に話してくれて盛り上がりました。

食後はお庭で撮影タイム。
代わる代わるきもの姿で立つと、残る4人がカメラを向ける。
まるでみんなが女優気分です。

キウイさんは若いからやっぱりきもの姿もかわいい。




千里グレープさんは緑っぽい色大島にクリーム地の帯。柔らかさを生かしたふっくらした結びがおしゃれ。
ダンシング豊中さんは唐草模様の絞りの小紋に鮮やかな竹柄の帯。きもの初体験とは思えない板に付いた雰囲気。







北摂プラムさんはベージュに紅葉柄の小紋にあずきがかった焦げ茶の塩瀬の帯。張りがあって結ぶと引き立つ素敵な帯です。




私は縞の小紋に和楽器を奏でる万葉人を描いた塩瀬の帯。この帯はお気に入りの一本です。

そこからはタクシーで一気に『愛宕念仏寺』へ。
同じ念仏寺でも『化野念仏寺』の陰に対し、
ここは陽と言われているそう。
千二百羅漢のおだやかな表情が出迎えてくれます。
嵯峨野の中でも少し奥にあり
紅葉が始まりかけていました。


たまたま出会った外国人男性を連れた一行とお話をすると
アラスカからの方だとか。
まさに地球の北と南との出会い。
しかも日本人同士はとても近いエリアに縁があり、
グローバル&ローカルな出会いになりました。