2011年5月26日木曜日

雨の合間に信楽へ


先週の日曜日、用事のついでに信楽へ立ち寄りました。
陶芸の森に着いた時には
朝から降り続いていた雨がちょうど上がり
ほんの少し散策。
シンボルのタヌキが出迎えてくれました。
車止めが犬形の陶器になっているのですが
ワンコ好きの者としては気が引けます。



娘の言う「シャレオツ」なカフェでお昼を食べてすぐに帰路に。

田植えをしたばかりの田んぼの向こうには
黄色く色づいた麦畑。
梅雨時の光景もまたいいものです。

2011年5月22日日曜日

お茶の世界へはじめの第一歩



きものを着るようになって日本文化への興味が沸々と湧いてきます。
そして日本文化を楽しむにはやっぱり茶道の基礎知識があった方がいいなあ、と思うようになっていたのですが、
五十の手習いは敷居が高くて踏み出せないでいました。
お免状をとりたいわけでもないし、ちょっとかじりたいだけ、正座も膝が痛くてできないし…

そんな言い訳を一気に払拭できたのが茶道家宇山圭子先生との出会いです。
先生のブログ管理をお手伝いするようになったご縁から
今度『ビジター茶の湯』なるお稽古を付けていただけることになりました。

初回参加は御影ライムと仕事仲間の恵美寿パープル、北摂プラムさんの3人。
私たちといったら、まあ、歩くだけでもぎこちなくて…
それでも先生は目線をぐっと下げてご指導してくださるので
遠慮なく質問もでき、美味しいお菓子を頂戴しながら
楽しくお稽古いたしました。

「若いころ、おばさんてホントに覚えが悪いんだから、
なんて思っていたけど、今の自分そのものだね」と
後日、恵美寿パープルと語り合いました。
おばさんを自覚し、ボチボチ習っていくことにします。

2011年5月20日金曜日

古民家集落の今井町へ 奈良・橿原市




近ごろ奈良通いを続けている明日香紫さんと
「一緒に散策に出かけよう」といいながら流れていたのですが
決まるときには突然、決まるもの。
しかもジャスミン茶々さん、北摂プラムさんの都合もつき
同行4人、紫さん以外はきものです。
目的地は橿原市今井町
700件ほどの民家のうち6割程度が江戸時代のまま残っているという集落。
話には聞いていましたが訪れるのははじめてです。

古民家集落といっても
気配をとどめているのは一角だけ、というのが一般的。
ところがここは町並み全体が保存されており
どこを歩いても風情があります。
きもの姿もちらほら、町並みに似合うこと!!
特に紬のきものがよく溶け込み
自分たちが風景の一部になっている感覚を味わいました。

訪れた14日は『今井町並み散歩』というイベントの真っ最中。
重要文化財に指定されている民家の公開をはじめ
町かどアートやフリーマーケットなどの催しもあり
観光客でちょうどいい加減に賑わっていました。









今西家で明日香紫さんお目当ての日本画『岩崎甚一喨展』を鑑賞。
造酒屋の河合家で主人にお土産『出世男』を買い
高木家で琴と尺八の演奏を聴き
町屋茶屋『古伊』のお庭でお昼をいただき…
町内だけのそぞろ歩きで堪能できました。

余談ですが、本日の同行4人は大学の同級生です。
ちょうど娘の今の年齢なのですから
出会いから30余年も経って
こうして同じ町を歩き、感動を分かち合えるなんて
本当に奇跡のようにありがたいと思います。

2011年5月18日水曜日

ウエスト補正パッドを手作り

きものの着付けを習って大切だなと感じたのは補正です。
ウエスト用の補正パッドを使っているのですが
スポンジみたいな材質なので、暑くなってくると蒸せます。
そこで、もっと便利で涼しいものを手作りしてみました。


速乾タオルをパッド型にして切り、
晒しで覆って縁をかがってできあがり。
姑からもらったロックミシンのおかげで簡単です。

気候のいいこの間、
暇を見つけてはきものの裄直しをしたり、ほころびを直したり、襦袢の丈を調整したり…針仕事もまた楽し。

2011年5月11日水曜日

阪大茶道部の「待兼茶会」に参加

『神戸茶事物語』の宇山先生が指導されている阪大茶道部の待兼茶会が
8日の日曜日に開催されました。
私は行けなかったのですが、
きもの属のジャスミン茶々さんが参加され、メールが届いたのでご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャスミン茶々
待兼茶会に行ってきました。
香港からのイケメン留学生にたてていただいたお抹茶
宇山先生の隣に座らせていただき、
ちょっぴり緊張しましたが
柏餅もお茶もとても美味しかったです。

イタリア語、スペイン語、フランス語、中国語などの説明もあり、アカデミックな雰囲気にひたれました。
留学生の方が熱心に質問されていましたのが印象的でした。

着物姿の若い学生さんから、阪大の森の木々から、
たくさんのエネルギーをもらいましたよ。

★当日の様子は『神戸茶事物語』からお訪ねくださいませ。

2011年5月6日金曜日

能登七尾の青柏祭&花嫁のれん

我が家がGWに富山へ出かけているとき
北摂プラムさんは石川へ行っていたそう。
旅のお便りが届きました。



・・・・・・・・・・北摂プラム
七尾が故郷の友人に誘われ能登を訪ねました。
七尾ではちょうど青柏祭というお祭りが行われていました。
何百年もの間、どんな困難なときにも絶やすことなく行われてきただけでも感服ですが、
「でか山」と言われる高さ12mもの山車が細い路地をゆく光景は大迫力でした。
「見たいんやったら曳いて」と声かけられ、
友人は気付いたら曳き手になっていました。
この一体感がこの祭りの最大の魅力かも知れません。

同じ日、
一本杉通りでは「花嫁のれん」展が行われていました。
「花嫁のれん」は能登、加賀、越中に見られる
庶民の風習だそうです。
通りに並ぶ家々に飾られた「花嫁のれん」に、
加賀友禅伝統の地ならではの趣を感じました。

2011年5月5日木曜日

GWにワン子連れで立山へ


我が家の旅行はいつも直前になって
ワン子連れで泊まれるところが見つかったら行く
というスタンスで出かけるので
必ずしも満喫というわけにはいかないのですが
今回の旅はあわすのスキー場にある
「ロッジわがや」という宿の御主人のおかげで
地元情報があって大助かり。

主人と娘はパラグライダーの体験教室へ。
50mばかり坂を走ると娘はふわりと浮遊
案外簡単そうに見えたのですが
主人がトライすると真っすぐ走ることさえままならないようで…
残念ながらそれっきり風が吹かず仕舞いになったので
近くの温泉に入って、ロッジの手作りの料理を食べ
翌日にはこの季節限定の風物詩、雪の大谷を歩き
ゴンドラに乗ってワン子ははじめてのそり遊び
わずか1泊の旅行にしては満喫できました。


ポニーとご対面

富山といえばチューリップ


名物白エビの天ぷら

人間3人はケーブルとバスを乗継ぎ雪の大谷へ
ワン子はお姉ちゃんとそりで初滑り


今回のメインは雪の大谷歩きなのですが
実はさらに印象に残ったのは…
「ここから15分くらいで滝に行けますよ」
宿の御主人のおすすめでワン子と一緒にゲレンデを登り、川沿いの遊歩道へ。
山好きワン子の足取りは軽やか、ルンルン。ところが、川にかかる橋にさしかかると、急にビビってしまい
その先は雪もたくさん残っていたので
主人がワン子番になり、
私と娘だけが滝を目指しました。

整備された階段があるものの
遊歩道はほとんど雪で埋め尽くされ
所々穴が開いていて足をとられそう。
ひたすら前の人の足跡を頼りに前進。
斜面がかなり急になり
もう、ここまでにしておこう、
と思ったら
目の前に『龍神の滝(たつがみのたき)』が現れました。
残雪の間を滑り落ちる姿は幽玄
…「あれ? 滝の名前が変わってるやん」
そういえば私たちが行こうと思ったのは『百間滑』
通り過ぎてたのか、どうりでね~。

帰り道、雪の下りの怖いことといったら…
小一時間してようやくワン子が待つ地点へ戻ったら
そこが『百間滑』でした。
「二人が遭難してたらどうしようかと思ってた」と主人。
ちょっと散策のつもりが
貴重なプチ雪山登山体験をしてしまいました。
おもしろかった~

2011年5月2日月曜日

大谷美術館『青山政吉展』 兵庫・西宮市

北摂プラムさんの提案で西宮市大谷記念美術館
『水彩の魅力 青山政吉展』を見に行きました。
戸隠の水芭蕉、大沢池の睡蓮、伊勢神宮の花菖蒲…
絵を見ているとその場の空気に包まれるようで、
この場所に行って同じ景色を見てみたくなりました。


我が家の玄関にこの方の絵を飾っているのですが
息子さんと主人が友達というご縁で生前にご本人からいただいたもの。
いつも奥さんを伴って現地へ出かけて描いていらしたと聞きました。
だから、空気感があるのでしょうか。

このあと美術館のお庭をくるりと一周。
この季節、どのお庭も輝いています。



左から
千里グレープさんは緑の大島に深緑の正倉院風の柄の名
古屋帯。このきものはいろんな帯びが合わせられる逸品。
北摂プラムさんはベージュ地にグレーとオレンジの縞で
織り柄が入った紬にローズ色の名古屋帯。
御影ライムは大好きなライムイエローの紬に草花柄の帯。
ジャスミン茶々さんはグレーの大島にブルーのおしゃれ
袋帯。ピンクの帯揚、帯締が効いています。