川西市郷土館で行われた花水木コンサートに行ってきました。
ここには純和風古民家の平安邸、
大正期の洋館・平賀邸などが保存されており
コンサートは毎年4月29日に平安邸で開催。


西川慶という方のラテン音楽は年配にも親しみやすく
温かい雰囲気で楽しめました。
独自の自然体発声法「発声楽」というのも興味深かったです。
実はこの日、コンサート以上に期待していたのは洋館の平賀邸の見学。
というのも平賀邸の元の持ち主だった方とご縁があり
一緒に同行させていただくことになっていたからです。

なのに、出した注文は「地味な家」だったそう。
お屋敷の敷地内には洋館のほかに母屋と離れが建っており、母屋で暮らしていたこの方は、毎朝、お祖父様とお祖母様が暮らす洋館にご挨拶に行っていたとか。

印象的なステンドグラス、研究棟の2階に設えたガラス張りの休憩室、
大きなスチール製ベッド、自家製水洗トイレ、書生部屋…
「いつも玄関ホールにお客さんが大勢並んでいらしたの」
芝生の庭でパーティー、パーゴラでは音楽を奏で…
イメージでしか知らない大正ロマンの暮らしが
その方の言葉からいきいきと蘇ります。

◆千里グレープさんは緑っぽい色大島に
紺の綴れ帯。新緑の季節にぴったり。
◆北摂プラムさんはお気に入りのグレーの結城に
モノトーンの織の袋帯。洋館を意識した粋な組み合わせ。

