青蓮院の青不動のほかに
滋賀県・大津の三井寺の黄不動、
和歌山県・高野山の赤不動を合わせて
日本三不動というのを知りました。
そうなると三箇所とも行きたくなりませんか。
◆立派な仁王門をくぐり初参拝です。
三井寺といって浮かぶのは桜の名所というくらい。
全体像を全く把握していなかったのですが、
国宝の金堂をはじめ
重要文化財がいくつも点在する聖域でした。
桜だけではなく山内は緑に包まれ、
秋が深まれば紅葉も楽しめそうです。
◆蓮池の畔できもの撮影。千里グレープさんのきものはワイン地に黒の江戸小紋。市松に柄が異なる凝ったもの。
◆私はグレーに白とピンクの草花柄の小紋に濃いグレーの帯。
派手にならないよう帯揚げもグレーで抑えました。
黄不動は残念ながら御開帳していなかったのですが、そのかわり、31年ぶりに御開帳の観音堂のご本尊、如意輪観音坐像を見ることができました。
観音堂は西国十四番札所になっており、琵琶湖を見晴らす小高い丘に建っています。
繊細な美少年を思わせる阿修羅像に対し、
円熟した柔和さを感じさせる如意輪観音坐像。
熟年女性の私たちはひと目で魅了されました。
◆説明されている僧侶の方によると「一番美しい」。
小首を傾げた穏やかな表情は本当に端正です。
◆門前のレストランで軽くおそばの昼食を。
琵琶湖から流れ出る疎水沿いをほんの50mほど散策。
とっても素敵なんですが、カフェの一軒でもあればね…。
帯だけを見ているときには少し地味かと思っていたら、
締めるととても映えました。
大津駅へ向って歩いていくと
タクシーの運転手さんが自虐的にぼやいていた通り
アーケードのシャッターはほとんど閉まっていて
休日の観光地とはほど遠い様子。
そんな中で、ぽつんと
大津祭曳山展示館が開いていました。
◆からくり人形を乗せた曳山は大津発祥だそう。
結局、湖畔の琵琶湖ホテルまで歩き
ビールで締めました。