桂離宮は5つの池とそれを眺められる茶室などの建物が配された回遊式庭園。
修学院離宮を歩いた後だから、それほど広く感じませんが、わざと全体を一望できないように造られているので、全貌を把握しにくくなっていました。
「飛び石の上だけを歩くように」、
との解説員の方の指示通り進むと、おのずと足元の石に目がいきます。
飛び石にはいろいろな石が使われていて
場所によって切り石だけの『真』、自然石だけの『草』、両方を混ぜた『行』があるとか。
外腰掛の前は『行』の飛び石。真、行、草は茶道も同じ。
習って役立ったと思える瞬間でした。右は書院前の『真』の飛び石

随所に趣向を凝らしてありますが、
素人にとっては、解説を聞いてはじめてわかることばかり。
手水鉢ひとつとっても、二重桝形あり丸形あり、灯篭も丸、三角、四角、六角、同じものは使われていません。

特に印象に残ったのは『笑意軒』。
とても風情のある建物ですが、
切腹の間に見立ててあるという説もあり、
武家社会に対する公家のブラックユーモアのよう。
あっ、それで、この名前なのでしょうか。
修学院離宮は自然を取り込んだおおらかな庭園に比べ、
より端正、というか、心憎いというか…
桂離宮は趣向を凝らし、造り込んだ庭という印象を受けました。
拝観後、近くの中村軒に寄り
麦代餅(むぎてもち)とおうすで一息ついて帰宅しました。

今回、1日で2カ所を回りましたが、やはり1カ所ずつがいいと思います。
また、阪急桂駅からタクシーに乗ろうと思ったら、駅にレンタサイクルがあったので利用しました。1回300円。料金はタクシーと変わりませんが、寄り道もできて爽快。着物でなければおすすめです。