2011年10月25日火曜日

10月のビジター茶の湯


今月のお稽古は1回だけ。
月に2回だと覚えていることも、
ひと月空くとすべて忘れてしまいそう。

釜の位置、細長い水差し、すべて10月限定とうかがいました。
華やかさを抑え、あえて詫びた雰囲気にするのだとか。








栗餡のお餅
松ぼっくりの御干菓子
米俵形の抹茶茶碗
どれも深まりゆく秋を表現しています。

2011年10月21日金曜日

端正な桂離宮 京都市


桂離宮は5つの池とそれを眺められる茶室などの建物が配された回遊式庭園。
修学院離宮を歩いた後だから、それほど広く感じませんが、わざと全体を一望できないように造られているので、全貌を把握しにくくなっていました。

「飛び石の上だけを歩くように」、
との解説員の方の指示通り進むと、おのずと足元の石に目がいきます。
飛び石にはいろいろな石が使われていて
場所によって切り石だけの『真』、自然石だけの『草』、両方を混ぜた『行』があるとか。

外腰掛の前は『行』の飛び石。真、行、草は茶道も同じ。
習って役立ったと思える瞬間でした。右は書院前の『真』の飛び石


随所に趣向を凝らしてありますが、
素人にとっては、解説を聞いてはじめてわかることばかり。

手水鉢ひとつとっても、二重桝形あり丸形あり、灯篭も丸、三角、四角、六角、同じものは使われていません。






特に印象に残ったのは『笑意軒』。
とても風情のある建物ですが、
切腹の間に見立ててあるという説もあり、
武家社会に対する公家のブラックユーモアのよう。
あっ、それで、この名前なのでしょうか。

修学院離宮は自然を取り込んだおおらかな庭園に比べ、
より端正、というか、心憎いというか…
桂離宮は趣向を凝らし、造り込んだ庭という印象を受けました。

拝観後、近くの中村軒に寄り
麦代餅(むぎてもち)とおうすで一息ついて帰宅しました。


今回、1日で2カ所を回りましたが、やはり1カ所ずつがいいと思います。

また、阪急桂駅からタクシーに乗ろうと思ったら、駅にレンタサイクルがあったので利用しました。1回300円。料金はタクシーと変わりませんが、寄り道もできて爽快。着物でなければおすすめです。

2011年10月20日木曜日

修学院離宮 京都市

修学院離宮は比叡山の山裾の広大な敷地に、上離宮、中離宮、下離宮が点在。周囲の自然を取り込んだ借景庭園になっています。
ジャスミン茶々さんが申し込んでくれて、はじめて出かけました。
かなり歩くらしいと聞き、きもの姿ではありません。

待合室でビデオの解説を見てから歩き出します。
独特の身のこなし、語り口調の宮内庁職員の方に導かれ、下、中、上の順に登っていきます。

下離宮の寿月観




中離宮 客殿
リズミカルな『霞棚』、
千鳥格子の襖紙、
漁の網に見立てた手すり『網干の欄干』





意外だったのは敷地の中に田畑があること。
宮内庁が買い取り、耕作地として貸しているといいます。
田園風景ものびやかな修学院離宮の魅力につながっているよう。
上離宮まで登りきるとへとへとですが
『浴龍池』を見下ろすのびのびした光景に出会えます。

『隣雲亭』の軒下のたたきに埋め込まれた一二三石

いたるところに意匠が施されていて
日本の伝統文化の美意識に魅了されました。

庭を掃いている方のファッションにも注目! モンペではなく、スパッツの上に木綿の着物風スカートのいで立ち。
見事な和風仕事着、いつか、どこかで見習わせていただきたいです。

あっというまの90分でしたが、出発したら戻ることも休憩することもできません。坂道ばかりなので、脚力が弱いと厳しいです。
靴はスニーカーをおすすめします。
拝観は無料、ただし事前予約が必要なので、詳しくはホームページなどで確かめてくださいね。

※もしきもので出かけるならカジュアルな紬に半幅帯などで。
草履に慣れている方なら大丈夫かもしれません。


2011年10月16日日曜日

今田町の陶器まつりへ




毎年この季節になると
篠山の今田町へ出かけます。
お目当ては季節限定の黒豆の枝豆。
運よく『陶器まつり』をしていました。


たくさんのテントが張られ、
丹波和牛のステーキ、地鳥、松茸の土瓶蒸し…出店から立ち上るいい香り。
もちろん窯元の出店も勢揃い。
お土産に枝つきの黒豆のほか、コケ玉を乗せた花器、小皿などいくつか陶器を購入。
私が毎日飲む珈琲用のマグカップは主人からのささやかなプレゼント。
もちろん最期に温泉に入って、焼きものの郷の秋を満喫しました。






2011年10月11日火曜日

千里の竹あかり

10月1日のことになりますが、ジャスミン茶々さんと北摂プラムさんから
写真&コメントを送ってもらっていたので、ご紹介します。


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秋の夜長、
幻想的な竹あかりで北千里公園の竹林の一角が照らされます。
今年で11年目だそうですが、
地元でも知っている人はそんなに多くありません。

適度な人出はあるものの、虫の声と竹明かり、
おまけに三日月までゆっくり楽しむことができました。
竹明かりのやわらかなオレンジ色は
心まで温かくする力があるようでちょっと元気になれました。




2011年10月2日日曜日

きもの姿で社交ダンスパーティーへ


池田の逸翁美術館に寄ってから千里阪急ホテルへ
ダンシング豊中さんが習っておられる社交ダンスのパーティーに行きました。



お客さんも社交ダンスを踊る方が多く、
会場は熱気に包まれていました。

きもの参加の千里グレープさん、北摂プラムさん、私は、
きものを着ていなくても踊ることはできません。
親世代には嗜み程度に踊るのが流行したようですが。

きものとドレスの違いはあっても、
非日常を纏うコスプレ気分は近いものがあるのかもしれません。