2010年5月1日土曜日

川西市郷土館・平賀邸で貴重な体験

GW期間中のことを振り返って書きます。

川西市郷土館で行われた花水木コンサートに行ってきました。
ここには純和風古民家の平安邸、
大正期の洋館・平賀邸などが保存されており
コンサートは毎年4月29日に平安邸で開催。



西川慶という方のラテン音楽は年配にも親しみやすく
温かい雰囲気で楽しめました。
独自の自然体発声法「発声楽」というのも興味深かったです。

実はこの日、コンサート以上に期待していたのは洋館の平賀邸の見学。
というのも平賀邸の元の持ち主だった方とご縁があり
一緒に同行させていただくことになっていたからです。

元々、洋館は化学者だったお祖父様が材料をすべてイギリスから取り寄せて建てさせたもの。
なのに、出した注文は「地味な家」だったそう。
お屋敷の敷地内には洋館のほかに母屋と離れが建っており、母屋で暮らしていたこの方は、毎朝、お祖父様とお祖母様が暮らす洋館にご挨拶に行っていたとか。


印象的なステンドグラス、研究棟の2階に設えたガラス張りの休憩室、
大きなスチール製ベッド、自家製水洗トイレ、書生部屋…
「いつも玄関ホールにお客さんが大勢並んでいらしたの」
芝生の庭でパーティー、パーゴラでは音楽を奏で…
イメージでしか知らない大正ロマンの暮らしが
その方の言葉からいきいきと蘇ります。

千里グレープさんは緑っぽい色大島に
 紺の綴れ帯。新緑の季節にぴったり。



北摂プラムさんはお気に入りのグレーの結城に
 モノトーンの織の袋帯。洋館を意識した粋な組み合わせ。



私は黄色の色大島に竹柄の帯。
 4月限定の組み合わせです。







大正ロマンの洋館をきものでうろうろ、
夢のような優雅なひと時を過ごさせていただきました。