2012年1月14日土曜日

時を超えて蘇る母の知恵

吉備レモンさんがお正月にきもので出かけた様子を知らせてくれました。
私たちの母親はまだきもの文化を生きた世代。
その知恵や品を引き継げるかどうか…責任重大!

……吉備レモン


1月2日に友人と彼女の娘さんと八坂神社に初詣に行ってきました。
友人は大島にシックな道行きでした。
娘さんの帯は赤に金の蝶の豪華な刺繍がされていますが、
実は七五三の帯だったそうです。
七五三の帯を作り付けにしないで、
大人になっても締めれるように丸帯にした
おばあさまの賢い知恵の賜物ですね。


3日はふたりの娘と生田神社に行きました。
上の娘は、黒っぽい生地に赤い刺繍のコート。
これは、私の母が若かりしころ、女学校の裁縫の時間に縫ったものです。
母の話では、とても厳しい先生だったそうですが、
今でも着れるしっかりした縫い方を見ると、なるほどと思います。
下の娘は、やはり母の白いコートで、
私が生まれた時に作ったものだそうです。
半世紀を超える歴史の2点でした。