2010年11月6日土曜日

外国人にはボリューム負けしない帯を


先日のきもの体験のときのこと。
用意した帯のなかでご本人が気に入ったのは
右端のオレンジの御太鼓柄でした。
私も、振袖といっても訪問着のような中振袖なので
グリーンさんとのバランスからこの帯がいいと思っていました。
でも、彼女をひと目見て、
残念ながら御太鼓柄は短くて無理と判断。
そこで真ん中の六通の黄色の袋帯を選びました。
袋帯と言っても仰々しくなくて使いやすい帯です。
ところが、途中まで結んだものの、これも断念。
さりげない袋帯は彼女にとってはボリュームが足りなかったのです。
そこで、日本人なら晴れの日にしかつけないかな、
という左端の振袖用の帯をつけてみたら、
体が大きいことでかえって引き立ち
豪華な雰囲気で決まり!!
ただし、袋帯で二重太鼓ではなくて単衣の御太鼓結び。

今回学んだのは、結構ふくよかな方でも
きものはすっきり見せられる、ということ。
洋服よりスマートに見えるくらいです。
外国人に似合うきものがだんだんわかってきました。
長めの腰ひもと帯締めも必須アイテムですね。