真夏の京都へきもので出かけるのに、少しでも涼しそうなところ、と選んだのが、並河靖之七宝記念館。
近くを通ったことはあっても、中へ入るのは初めて。
精巧な技と洗練されたデザインの七宝焼き、後継者が居なかったのが残念です。
ここの庭はそれほど広くはないですが、小川治兵衛が初めて手がけた、琵琶湖疎水の水を引き込んだ端正な庭。
水音を聞いているとしばし暑さを忘れます。
「近くにもう一つ小川治兵衛が作庭した庭がありますよ」
とすすめられて行ってみたのが無鄰菴。
こちらは山縣有朋の別荘だけあって、町屋の中のこぢんまりした雰囲気ではなく
東山を借景に芝生の広場がある爽快なお庭でした。
こちらにも琵琶湖疎水の流れが引き込まれていて、
開け放った窓から風が抜け、畳みに寝転んでお昼寝をしたくなりました。
さすがにいいお庭・・・。
涼しげ、といっても京都の暑さは甘くない。
家に帰ってすぐシャワーを浴び、エアコン部屋直行でした。