2009年8月30日日曜日

身の丈に合ったきもの予算

これからきもの属になりたいと思う方は
買う前に、まずきものの掘り起こしをしてみましょう。

◆箪笥の肥やしになっているきものをみんな出してみましょう。自分のきものでもうろ覚えだったりします。忘れているきものがあることも。
◆母親にきものを持っていないか聞いてみましょう。自分が知らなかっただけで持っていることもあります。お祖母さんのきものが出てきたりすることも。
◆きものを着るようになったら、親戚の集まりなどへ積極的に着ていき、きものに興味があることをアピールしてみましょう。叔母様方が「私のきものを着てくれる?」といってくださらないとも限りません。可能性大です。

きものも帯もいただきもの。感謝です。

                       ◆帯は母の形見です。
吉備レモンさんのこのきものは
  叔母様からのいただきもの。


私は今のところなるべくお金をかけないようにきもの遊びをしようと思っています。
買う場合の値段の目安は洋服と同じくらいまで。
それは、家計に負担をかけないのはもちろん
きものにお金をかけすぎると、
もったいなくて気軽に着られなくなり、
結局、遠のいてしまいそうだから。
といっても、誰もがお金をかけない方がいいと思っているわけではありません。
むしろ経済的に余裕のある方は、
ぜひ、別誂えでいいものをつくってほしいと思います。
そうしないと日本の伝統技術が引き継がれなくなってしまいますから。
誰もが、自分の身の丈に合ったきものとの関わり方をすることが、
きもの文化の継承につながるんじゃないかな~なんて。