2009年7月4日土曜日

「まぼろしの薩摩切子展」

先日、神戸市立博物館で開催されている「まぼろしの薩摩切子」展に行ってきました。
同行のきもの属は、ビジネス英語を操るキャリアウーマンの吉備レモンさん。
きものでの行き先は、どこでもいいというわけにはいきません。
◆イメージにふさわしい
◆歩きやすい
◆暑い季節には涼しい室内
◆半日でもそれなりに楽しめる
◆カフェで休憩がとりやすい
◆それほどお金はかからない
などという理由から、定番にしているのは美術展です。

二人とも以前は旧居留地に勤務していたので、
久しぶりに歩くと懐かしい・・・いや、確かに懐かしくもあるんですが
それよりも変貌ぶりにビックリです。
私の通っていたころは単にきれいなオフィス街だと思っていたのに、
すっかりブランドショップの並ぶ観光地の雰囲気ですね。

博物館に行く前に近くの異人館レストランでランチ。
こういうレストランやカフェはきものがよく似合います。
食べたのはハヤシライス。きもののときスプーンは食べやすいです。
余談ですが、避けたいのはスパゲッティーかな。

薩摩切子は一般的な青のほかに赤、緑などもあり、
切り込みのデザインは思った以上に豊富でした。
かっちり規則正しく刻むのに、浮かび上がる文様は繊細で柔らかい。
昭和の時代にどこの家にでもあった切子モドキのガラス器とは大違いです。